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皆さんこんにちは。
伊賀ベジ村山です。

 

 

 

 

 

 

 

京都のオーガニック系の流通業者が連携して
京丹後など京都府北部の農産物を市内へ運ぶ
「シェア」物流便の取組がはじまりました。

(立ち上げに関わっているメンバーたち)
株式会社 坂ノ途中
Mumokuteki
アスカ有機農園
フランク菜ッパ ー路地の駅ー
株式会社へんこ
369商店 

京丹波、綾部、京丹後などに集荷ポイントを設け
周辺の生産者がそこに荷を持ち込みます。
生産者は事前に出荷可能な品目リストを提示し、
業者側はその中から欲しいアイテムを注文する、
営業~注文機能の部分を「共有」しているのがポイント。
そこで成約したアイテムをルート集荷して回るのです。

従来の農協~市場の隙間を拾い上げる形で
産地からの集荷を担う物流プラットフォームとしては
農業総合研究所さんの「農家の直売所」とか
静岡の野菜バスなどがありますが
この取組は「多対多」の水平ネットワーク構造で、
販売業者による受発注を含めた共同運営になっている
というあたりがとてもユニークだと思います。
何というか、とても「オーガニック」っぽい。

沢山の関係者が絡むので運営が難しい部分もありますが、
上手くシステムを創り上げることができれば
次代を担う流通の新しい流れの起爆剤となるような
イノベーティブな要素を多々含んでいると思います。
ブロックチェーン技術とも相性がよさそうですし。

オーガニック系の一大プロジェクトということで
【伊賀ベジ】【へんこ】としても、取組の初期から
興味を持ってオブザーバー参加していましたが、
これを機にもう一歩踏み出して関わっていきます。

僕らがこれまで伊賀地域~三重県内で
物流の新しい仕組を組み立てるなかで蓄えてきた
産地集荷に関わるノウハウを共有。
京都方面の生産者・流通業者らと連携を深めて
新しいプラットフォームづくりを目指していきます。
そうして全国で同じような取組を進めている
「同志」たちにも武器を渡していけたらいいなぁ。

先週(10月30日)には私も主導者である
369商店・鈴木 健太郎 (Kentaro Suzuki)さんの車に同乗し、
実際にルートを回らせてもらえました。
車内での様々なディスカッションや、生産者さんらとの出会い、
お昼は綾部竹松うどん店のかまどで茹でた釜揚げうどんなど、
お蔭さまでとても充実した旅になりました。

台風21号の深刻な被害を受けている生産者が多く、
取組を始めたものの物量はもう一つ伸びず、
どうやらこの秋冬は野菜を集めて回るのも大変そうです。
とはいえ、こうした様々なリスクを引き受けながら、
真剣にコツコツ努力している農業者、八百屋、物流屋など、
ひとりひとりに力を与えられたら、
という想いを胸に、怯まず一歩前へ。

皆でがんばっていきましょう!

 

来週末、農・食の未来を支える「人」に焦点を当てた

なかなかに濃~いトークイベントが開催されます。

 

伊賀ベジ・村山も参戦しますので、こちらでご案内します!

 

激動の時を迎えている農・食産業界。

確かなヴィジョンを描き、実現していける

「リーダー」の存在が強く求められています。

 

三重県でもそうしたリーダーを育成するための

新たなプロジェクトを立ち上げました。

 

県内で伸びゆく農業法人の経営中枢を担う人たちが集まり

行政や大学、農協や金融関係者などともがっぷり四つになって、

キレイごと抜きのディスカッションを何度も重ねてきたのです。

 

◎リーダーは優れたリーダーとの出会いのなかで鍛え磨かれる。

◎自ら考え、自ら形にしていける主体性を育むことを最優先

 

そんな発想のもと、意欲ある若者を経営トップの身近に置き、

経営に関わる様々なことを実地に肌で感じてもらいながら、

自らの事業戦略プロジェクトを立ち上げ、実現していってもらう。

同時に三重大学や県農業大学校の全面支援のもと、

必要となる生産や販売、経営の基本知識やスキルについては

自在に選び取って受講し、学びを深めていく。

 

県内の農業リーダーたちが連携して互いにサポートしあい、

インターン生の【メンター】の役割を果たすことで

こうしたスキームを現実のものにしようとしているのです。

 

なかなか壮大な構想で、県の職員の方たちもまぁ大変そうですがw

これ、しっかりやり切ったらマジ面白いと思うんですよね~。

っていうかやらなきゃ駄目でしょ~(^^)

 

ラッキーなことに、三重県には個性的で

イノベーティブな農業関連企業が揃っています。

浅井農園イオンアグリ創造農業屋ファーム

もくもく手づくりファームなど、著名なところも多々。

こうした企業の経営を担うトップの方たちと交わす

ディスカッションからはいつも学ばされることばかりです。

伊賀ベジ、こんなとこ入ってていいの?って感じですがw。

 

ちなみに座長を務められる三重大副学長・西村先生は

もとバイオ関連のベンチャー企業を経営されていた

超シャープな考え方の持ち主で、これまたいいんです。

よく大学みたいなところで出世できたな、という感じで(^^;)

地域社会のイノベーター・プロジェクトマネージャーを

着々と育てられているのは本当に印象的です。

 

さて、今回開催される三重テラスのイベントは

メンバーたちの「育成」に関わるエッジの利いた議論を

公の場に晒しながら、議論の質自体をさらに上げていこう、

というなかなかに挑戦的なものだと思っています。

 

農業界の人材育成に興味をお持ちの方、

そしてなにより、己の力を農業の世界で

存分に発揮してやろう、と考えている意欲ある若者たちに

是非参加していただきたいと思っています。

(そしてフロアからガンガン突っ込んで知恵を分けてください。)

 

場所や時間など、詳細はちらしのほうをご覧くださいませ。

当日は会場でできるだけ多くの方と

お会いできるのを楽しみにしております!

 

 

 

 

 

 

 

いがべじの夏野菜、トマトとオカノリでパスタを作ってみました!

いがべじ食堂(週交代の当番制でお昼ご飯を作っています)で好評だったので、レシピを載せてみますね (^^)/

 

その前に、オカノリのご紹介。

オカノリは、葉ものが切れる夏に重宝する、夏の葉ものです。

さっと茹でてみじん切りに叩くとねばねばが出てきます。白ごはんにかけてかつおぶしと一緒にしょうゆでいただくのが、いちばんおススメの食べ方!

スープにしたり、揚げてもOKなのですが、ねばねば素材を生かし、シンプルな味付けでいただくのが、いちばん美味しい気がします。納豆などとあえてもいいし、蕎麦やそうめんと一緒にいただくのもいいですよ!

さて、パスタも夏のイメージでさっぱりと仕上げてみました。

赤いのが梅干しに見えますね(笑)

梅干しでもいいかもしれない。今回はトマトです。

 

レシピです ♪ (6人分)

<材料>
・パスタ 600g
・トマト 中サイズ4玉
・オカノリ 約200g
・ツナ缶 2缶
・にんにく 1かけ
・オリーブオイル 大1
・胡椒 少々
・ハーブソルト 少々
・コンソメ 1個
<つくり方>
1.オカノリをさっとゆで、みじん切りにしておく。
2.トマトはサイコロサイズに、にんにくはみじん切りにする。
3.フライパンを熱し、オリーブオイルを入れてにんにくを炒める。
4.にんにくの香りが出たら、トマトを入れ、汁気が出たらコンソメ1個とツナ缶を入れて炒める。
6.胡椒とハーブソルトで好みの味に調える。
7.パスタを好みの硬さにゆで、ざるに上げ、オリーブオイルやツナ缶の残りのオイルであえておく。
8.パスタとソースを大きな鍋であえ、器に盛る。
9.最後にオカノリを乗せてできあがり。